第2章 私と彼…2
部活中ー
ーパァンッ
「勝者、武原!」
「うぇー…もうオレお前に勝てる気がしねぇ…」
練習として男子に相手をしてもらったが、私が勝った。
相手は剣道部の中で最も強い男子。よく相手をしてもらっている。
「何を言ってる。私だってお前みたいな相手がいたからこそ、今の実力があるんだし。
それに、そっちだってこの前の大会で優勝しただろう。」
「そりゃあ、こっちはいつもおっかない女子さんとやりあってますんでー」
「おっかなくて悪かったな」
ちなみに、これがいつもの会話だ。
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「礼、ありがとうございました。」
部活が終わり、その帰り道。
部活道具を持って歩いていると体育館に通りかかる。
すると、中からボールを叩く音が響いてきた。
こんな時間まで、誰だ?
気になって中にいる人物を確かめる。
中にはーー
「…ん?及川?」
そこには、サーブを打ち込む及川の姿があった。