第5章 ~期待~
扉を開いた瞬間………。
『えっ!?先輩……?』
一瞬にして俺の期待が音を立てて崩れた……。
『お前か……。』
なぜ、よりによって#NAME2#なんだよ!!
有り得ない……。
『つーか、入れば?』
俺は、リビングに戻り本を読み始めた。
葵は、挨拶をしたが、
『………ブス!!』
おぉ~初対面の奴に言われてる#NAME2#はすげーよ(笑)
俺は必死で笑いを隠していた
『翔ちゃんも挨拶したら?』
別に、挨拶なんか……
『櫻井翔です……。』
一応してみた。
特に反応はなかったからよしとする……。
あいつのお父さんと俺のお父さんが同級生って話や娘がいることは聞いていたが、#NAME2#が 娘なんて、失礼だが……
かわいそうなおじさん。
俺は、本を読みながら言った。