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黒バス短編集

第3章 【高尾】彼女様に敬礼!




「よっしゃぁぁぁぁ!!!」


放課後。

オレはなんと…初めて真ちゃんとのワンオンワンに勝ったんだ!

悠紀も見に来てくれてて…自分のことのように喜んでくれた。

ようやく悠紀にかっこいいところを見せられた。



そして帰り道。


「なあ、悠紀…実は、悠紀に渡したい物があるんだ」


『…?渡したい物?』


オレはそう言うとポケットからこの日のために用意していたあるものを取り出し、悠紀の前に跪いた。


「ちょっと遅ぇけど、一周年記念のプレゼント!気に入るかはわかんねぇけど…」


小さな箱のフタを開けて、悠紀にの目の前に差し出す。



『わあ、綺麗…』


シルバーとピンクゴールドのイニシャル入りペアリング。実は少し前から、ちょっとずつバイトして買ったんだ。

見た瞬間、「これだっ!」ってビビッと来た。悠紀にはこれしかないって。

本当は当日に渡そうと思ったけど、ちょっとはかっこいいところを見せてから渡したいと思って、今日まで渡せなかった。


…ということを話すと、悠紀はすっごい笑ってた。



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