• テキストサイズ

アル戦 短編

第3章 夏といえば[ダリューン裏]


「貴女をお慕いしております!!」

ガッと目を見開き
叫ぶように口からだすと
先程まで目の前にいた彼女は
おらず、あろうことか
自分は寝具の上に寝転がっているではないか

状況がいまいち飲み込めず
頭の中はぐちゃぐちゃだ

そんな時力任せに扉を開ける人物が

「うるさいぞダリューン!!」

バーンと扉を開け部屋に
ずかずかと侵入するのはナルサス

「ナ、ナルサス...っ
俺はなぜここに
名前様はどこだっ
何があったのだ!」

「何があったのか聞きたいのは
私の方だ!全く朝からうるさい奴めっ...」

朝...?

先程まで昼のはずだったが...

ぐちゃぐちゃだった頭の中を整理し
ぐるぐると考えてみると
ある一つの結論にたどり着く

「...............夢か」

今のこの状況
自分はどう考えても寝起きだ

今ここに名前様はいないし
ナルサスは訳が分らないという顔をしている

先程までの出来事は
現実ではなかったのだ

「夢の中とはいえ
名前様にあんな事をするとは...」

今日1日彼女の顔を見れる気がしない
/ 18ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp