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(弓道)少女とバレー少年

第1章 始まり



「………………。」

とりあえず、なんかの修羅場かもしれないから、気配消してサッサとボール回収しよう。

私がそう意気込んで、ボールを見たら

「‼︎ ゲッ!」

なんと、ボールは2人の方に落ちていく。

「…ハァ、すいません!ちょっとそこどいてください‼︎(待ちやがれ!そこのボール‼︎)」
「「え?」」

驚き顔で2人はこちらを見た。初めは理解できなかったっぽい彼らは、急いで来る私からよけた。
ボールからじゃなくて私からよけたっていうね。
なんかちょっと複雑な気持ちだわ。

「…っと、よっ!」

2人がよけてくれたその場所にボールが落ちたので、とりあえず私はなんとかボールを取ることができた。

「すみません!いきなり割り込んじゃって… 怪我はありませんか?」
「え…い、いや…別に」
「そうですか。すみませんでした!」

すぐに戻ろうとした私だが、今少し思った。


…あの2人ってバレー部なんだよね?
コート上の王様なんかこれからまだ試合あるよね?

…ていうか、今のボールが当たったらかなりヤバかった。
下手したら手とか怪我してたし。
つまり、樹里のボールが怪我人を出すところだった。
しょうがないけど。

……………………………。


「おーい、美弥ー!どこまで走ってんだー⁉︎
サッサと続きやろぜ!」

何も知らない樹里は私のところへ走って来る。

「…ろうが。」
「あ?どした?」
「…危うくこの2人に怪我させるところだっただろうが‼︎‼︎」

いきおいつけて私はジャンプして樹里の方にボールを打った。
結構八つ当たり入ってるが、やっぱイラつくことはイラつくからね!
それに、日頃のコイツに対するストレスでもあるし!
まぁ、しょうがない!

「ぅえ⁉︎オッ!美弥!トスよろしくー!」

しかし、虚しくも樹里にレシーブされるが。

「ホンットあんたって奴は‼︎」

なんて言ってる私は一応ちゃんとキレイに樹里にトスをあげる。

「行っくぜー!美弥!」

この言葉とともに樹里は私のいるところよりずれたところにスパイクを打った。

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