第4章 練習
えーと、ただ今矢月美弥は日向のレシーブの特訓につきあっている訳だけれども…
や ば い
「グッ!」
「おい日向ボゲェ!よそ見すんな‼︎」
「うるせぇわかってるよ!」
これは、正直予想以上。
ーーもう、猛特訓しかないな。
「日向」
「ん?」
ボールを持った日向がこちらを向く。
私は笑顔で
「レシーブ全然できてないから、明日から死ぬ気で特訓な!」
「え、ええええええ!」
日向はガーン、という効果音でも合いそうな顔をした。
「当然。そのかわり、できるようになったらトス上げてあげるから!」
ほんの冗談のつもりだった。
ーーが
「ほ、ホントか⁉︎美弥!ホントに上げてくれんのか⁉︎」
うお、めっちゃ食らいついた。
よし、このまま持ち込むか。
「ホントホント。そしたら影山も日向にトスを上げてやるって」
「は⁉︎俺はそんなことーー」
影山は反論する。
まぁ、当たり前だけどね。そんな話本人から聞かされてないし←
でも、せっかく本人がやる気になってんだから、ちょっと黙ってもらおう。
「影山は黙ってなさい。じゃ、そういうことで!もう遅いからそろそろ帰るよ。」
「!お、おう!」
なんとか影山を黙らせ、そのまま2人にも帰るのを促せることができた。
いやぁ、案外扱いやすいね。この子ら←