第3章 予想外の出来事
「えっと…つまり」
私は影山と日向(名前教えてもらった)から聞いた話をまとめる。
「次の土曜日にある試合に出ないと、あんたら2人を部に入れないってこと?」
「うん、そうなんだよ。」
日向がコクコクと頷く。
「で、コイツ(日向)のレシーブがクソだから「クソってなんだよ!」うるせえ!ボゲ! だから、あんたの技術でレシーブをまともな形まで持っていってほしいんだ。」
次に影山が言う。途中、日向の声も聞こえたが。
と い う か
「…影山はそれ私にできると思ってんの?」
「ああ。」
「…マジかー…」
人にバレーを教えるのなんかやったことないよ…
無理だろ、これ。
「でも、矢月ってバレー上手いんだろ⁉︎」
「や、上手いっつったって…」
日向に言われ否定しようとしたが、彼の目ときたら…
…そんなキラキラ純粋な目で見られたら、何も言えなくなるじゃないか。
「…はぁ、とりあえず、練習場所は確保したんだよね。あとボールもあるんだよね?」
私の質問に、2人の顔が一気に明るくなる。
「「いいのか⁉︎」」
「……。まぁ、いいよ。付き合ってあげる。」
「「アザーす‼︎!」」
見事にそろった2人の声。
なんだよ、なんだかんだで息ぴったりじゃないか、お前ら。
こうして、私と日向&影山のバレー練習が始まった。