第4章 練習
「お前、なんであんな事言ったんだよ」
「日向にトスを上げること?」
帰り道、影山とちょうど道のりが同じだったので一緒に帰ることに。
「それ以外なにがあるんだよ。俺はまだアイツのレシーブ認めてねーぞ。」
そういう彼は眉間にシワを寄せて言う。
まぁ、あのレシーブじゃね。
「大丈夫だと思うよ。というか、なんとかする。一応他に練習はしてんでしょ?」
「まあ、朝の体育館で5時から。」
「そっか」
なら大丈夫か。
ふと、私は影山からの視線に気づく。
「……影山、どした?」
「お前、俺とどっかで会ったか?」
唐突に聞く影山。
意外に記憶って残るもんなんだな。結構前の話だし、私が一方的に謝っただけなのに。
「うん、会ったよ。」
「!どこで会った?」
「去年影山と日向がバレーの試合をしてた時の後。」
そう言うと、影山は大きく目を見開いた。
覚えあるみたいだな。記憶力いいなコイツ。
なんて考えてたら、いきなり肩をつかまれた。
「お前‼︎やっぱあの時の2人組の1人か⁉︎」
「え、そうだけど」
「まさか、最後にスパイク打ったほうか⁉︎」
「スパイク?」
なんのことだ?
首をひねって考える。
……あ、私が最後に樹里に仕返しで打ったあれか。
「ん、多分そうだけど」
「!じゃあ…」
影山は一拍おいて言った。
「お前のトスのやり方教えてくれ!つーか、見せてくれ!」
「…………は?」
何ですと⁇