第2章 出会い
しかも、何やら2人はなんか始めてるし。おいおい、いいのかよ、先輩がやめろって言ってるけど。
それでも、あの2人は止めなかった。
影山はジャンプサーブを打ち、オレンジ頭の顔を掠った。
「うわ…あっぶな」
さすが男子高校生。威力がハンパない。
オレンジ頭が受け止めきれずにレシーブ失敗したのを、影山は眉間に皺を寄せて
「ーそれのどこが去年と違うんだ」
ってそれ言う⁉︎ いや、普通に男子バレー部でもあれは中々取れないって!
私がそう思ってたらオレンジ頭が
「ーもう一本。」
と言った。
いやいやいやいや、お前ももう止めろよ⁉︎
教頭いるよ⁉︎先輩から怒られるよ⁉︎
しかし、私の思考は2人にはやはり伝わらず、
オレンジ頭の言葉に影山は応えるようにサーブを打つ。
すると、オレンジ頭は今度はボールの正面で構えレシーブをーー
ドガガッ
「あ」
ボッ
「‼︎‼︎‼︎」
「うわ」
ーー説明しよう。今何が起きたかというと。
まず、影山のボールがオレンジ頭に当たり、そのボールが教頭に当たったのだ。
しまいには、カツラが… ブ、ククク ヤッベェ奇跡じゃんこれ。
えっと、しまいには教頭のカツラが吹っ飛び近くにいた先輩の頭に着地しました。
「………」
沈黙のあと周りはコソコソ話す。
「…澤村君…ちょっといいかな…」
そう言って、教頭はカツラをとった澤村さん?に声をかける。
うわ、ヤバくね?あれ。フラグ立ちまくりじゃん。
しょうがない。面白いの見せてもらったし←
少し、助けようかーー。
そう思って私はフーッと息をつき、教頭に話しかけた。