第7章 あとがき
第3章斎藤一編について
斎藤さん編については、リクエストを戴いた事もあって最初から力入りまくりでした。
でも斎藤さんの裏って、攻略メンバー中一番想像出来なかったです。
色々と考えているうちに「あ、もしかして斎藤さんって……この頃まだチェリーボーイ?」なんて失礼な事まで思い付いちゃう始末(笑)
結局チェリーボーイネタは使いませんでしたが、それでも斎藤さんは余り女性には興味無さそうだなあ…という所からスタートしました。
そんな斎藤さんが女性を好きになるきっかけは……
不幸な境遇の女性に同情→守ってあげたい→何かこの娘、良い娘じゃね?→どうにも気になる→好きかも…→大好き♥
うん、こんな感じかも…と進める事に決めました。
だからもう、初っぱなから時尾ちゃんが不幸ラッシュだったのですよ。
①拉致られて凌辱される
②お兄さん死んじゃう
③しかもそのお兄さんが死ぬ所に遭遇
④結果、血塗れ
⑤新選組に捕まって軟禁
………こりゃ不幸過ぎる!
斎藤さんじゃなくても同情するわ!
そして最大の「守ってあげたいポイント」は盲目である…という所ですね。
この盲目という設定にしたのは、先にこの章題『瞳をあけたままで』を決めていたからです。
目を開けたまま……色々しちゃう?
それエロくて良いかも♥
でも普通目を閉じちゃうよね?
じゃあ見えないなら気にならないかも…そんな安易な考えでしたが、結果その設定のお陰で時尾ちゃんの魅力が倍増したように思います。
因みにリアルで作者の叔父は盲人です。
盲人の方がどんな風に生活されるのか、ちゃんと知っております。
叔父を子供の頃から見ていて思うのは……困っている時はもちろん手を貸すけれど、そうでない場合は腫れ物に触るように過剰に気を使う必要は無いという事。
目が見えないというだけで多少の不便はあっても、基本健常者の私達と大きくは変わらないという事。
ですので、決して盲人の方を馬鹿にしたり面白がっていた訳では無い事をご理解下さい。