第3章 二度初め
注文を言って、
一瞬スマホを確認した後、
こっちを見た巻島さんと目が合う
「ああ、兄貴から仕事の連絡かと思ったら東堂だったショ。あ…さん、東堂知らないか。」
「あー…なんかライバルだって言ってた…あの…あんまり覚えてないんですけどたしか電話かかってきてたりしてましたよね?」
「あぁ、たぶんそれだ。つーかよく覚えてたな。」
「まぁ、出た瞬間の声がすごい大きかった記憶があります…」
「アイツはうるさすぎショ。」
「…巻島さんも違う意味で相当うるさいていうか見た目が目立ってましたけどね…」
「クハッ、言うねえ。」
ニヤッと笑う
…その顔、やっぱりすごく好きなんですよね