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第10章 2つ目


幸村側

俺、蓮二、ブン太、菊丸、桃城、河村の6人は

蓮二の持っている本を頼りに進路相談室へと向かう

柳「2階の東側にあるそうだ。これにはそう書いてある」

桃「便利ッスね」

丸「攻略本みたいだぜぃ!」

先程まで怒っていたブン太

どうやら今は機嫌がいいそうだ

菊「幸村、さっきはごめんニャ」

幸「へー」

菊「俺、もうちょっと考えればよかったよ。ごめんニャ」

俺の後ろから付いてくる菊丸は謝罪をしている

幸「仁王が言ってたけど、謝るのは俺じゃないよ。氷月本人に謝るんだ」

菊「俺、ちょっと苦手なんだニャ」

桃「俺もッス」

河「じ、実は、俺も...」

この3人はどうやら気に入らないのではなく苦手なそうだ

丸「なんでだよぃ?アイツすっげぇー優しいぜ!」

桃「そこが苦手なんスよ」

柳「そこが?」

幸「どう言う意味だい?」

歩きながらの会話、今は昇降口へと向かっている

そこの正面にある会談を利用して2階へと向かうからだ

端に追い詰められるよりか、逃げ道の多い真中へと向かう

端に追いやられればやられるほど、逃げ込める教室は減ってしまうからだ

此処の学校は全体に的に教室が広い

そのためどれくらい歩いたのか、昇降口にたどり着けない

菊「なんか優しすぎて、俺達が何も出来ないような感じがするニャ」

桃「学校での白川、さん、は器用ッスから」

河「俺はただ単にむず痒いと言うか、照れくさいと言うか」

各々違うようだ

丸「俺も最初は戸惑ったけどよ、アイツと毎日顔を合わせるとそんな事なくなっちまったぜ」

柳「俺はアイツの几帳面で優しい所を知っていたからな、対処はそれなりに出来た」

幸「最初は大嫌いだったよ。彼女の事がね」

桃「え!」

菊「なんでニャ?」

幸「アイツが奈々を、あー、もう一人いた彼女の事なんだけどね。氷月が奈々の虐められている現場を押さえた事があったんだ」

河「昔の白川さんからだと、想像も出来ないよ」

幸「そうだね。助けてくれた事には感謝しているが、向こうは知ってて他っておいたんじゃないかってくらいタイミングがよかったんだよ」

柳「あの話を聞いていればそうなるな」

丸「殴られる寸前だったんだよぃ」

ようやく昇降口についた所で周りを確認する
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