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ゲームはお好き?

第9章 中学校


不「立海から今の白川さんの事を知ったから、中学の時でも話そうかな?」

乾「不二は3年間一緒だったな」

不「そうだよ」

聞いているだけでは申し訳ないし

今の彼らなら安心して任せる事が出来るかもしれない

俺が好きだった彼女の1人なんだから

幸「もしかして、不二は氷月の事が好きなのかな?」

不「クス、そうだよ」

不思議な魅力を持つ女子生徒

他から見ればなんの取柄も見えず、少しだけ男っぽいイメージの子

中学では普通にスカートを穿いていたしね

仁「今は俺のもんじゃ、渡せんぜよ」

不「俺が奪ったら?」

仁「その心配はなか」

堂々と自嘲気味に言う仁王の表情はとても柔らかい

白川さんの話をしてこれだけ表情が変わる人物がいなかった

なんだか悔しいけど、今の彼なら白川さんを任せてもいいかもしれない

そんな事を思うと自分の表情も緩んでいた

丸「てか、仁王。お前」

仁「なんじゃブンちゃん。悔しいんか?」

丸「う、うるっせー!」

切「仁王先輩ずるいッス!」

柳生「まあまあ」

ジャ「いつから出来てたんだよ...」

真「いつも通り過ぎてわからん」

幸「案外、最初からとか」

柳「その確率は低いだろう」

立海の話を聞いていれば本当に皆が信頼しているのだと

改めて確認と実感を持った

幸「中学の氷月の事を聞いてもいいよね?」

不「最初に僕が言ったんだ。いいよ」

ジャ「なんか、悪い取引をしている感じだな」

大「あ、あははは...」

丸「それ、幸村君だから出来るんだぜ...」

河「不二だから出来る事でもあるけど...」

真「俺には到底出来ないな」

手「俺もそうだな」

切「副部長、頼りないッス」

海「部長...」

越「まだまだだね」

軽い会話が続く

僕達は彼女の何を恐れていたんだろう?

今の話を聞いて入れば彼女は被害者

今となっては命を狙われている身である

不「いい加減話したかな?」

少しだけキレ気味で言えば

幸村以外の全員が顔を真っ青にした

幸「じゃあ、頼もうかな?」

幸村も笑顔で答えた」

不「うん、大抵の事は知っているからね。日常だけ」

越「ストーカーッスね」

不「越前」

越「...ッス」

越前が少し丸くなった事を確認してから

知っている範囲で話した
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