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第9章 中学校


仁「すまん」

仁王は丸井の出迎えを無視して奥へと足早に移動する

幸村の隣にいた彼女も仁王の後に付いて行った

幸「何があったんだい?」

真「すまない、幸村」

幸村の質問には合わない回答を返した真田に

切原と今までの事を話し始めた

「家庭科室の拷問」は無事に解決したとの事

しかし、解決したのは白川さんだけであり

自分達はただ見ているしかなかったと言う

彼女の言っていた荒っぽい方法に巻き込みたくなかったのか?

そう言う声が聞こえる中

桃と英二はやっぱり白川さんの事が気に入らない様子だ

不「桃、英二」

桃「わかってすッスよ」

菊「わかってるニャ」

2人は苦しい表情で言う

まだ納得していないのだろう

学校の先生から3バカと呼ばれるくらいに中が良い3人だった

達也はその中でも2人に勉強を教えり、付き合いがよかった

それでも帰りは友達を待たせているからと

俺達とは別に帰ってしまう

俺達が校門から出て振り返ると

楽しそうな5人組が歩いて来ていた事を今でも覚えている

少し時間が経った所で幸村と柳がベットの方へと向かった

カーテン越しに聞こえてくる会話では

白川さんはかなり落ち着いたと言っている

そして、そのままもう1人の女子にも休憩がてら眠るように伝えると

彼女はそれを承諾したのか一緒にベットに入って眠ったらしい

先ほどの2人が戻ってくると仁王も遅れてこちらにやってきた

仁王は皆に申し訳なさそうな表情を浮かべて輪に入る

仁「すまんかった、俺達が居ながらも」

柳生「仁王君だけの問題ではないでしょう」

ジャ「結界が真田達の邪魔をしたんだな」

僕達の置かれている状況では彼女の事は知らない

持っている情報は此処は異空間であり七不思議の解決だけだ

手塚は何かを考えているのか眉間にしわを寄せている

乾も持っているノートを見続け

海堂と越前は落ち着かない様子で反七不思議を見つめる

時々こちらに手を降ってくると視線を外す

タカさんと大石はなんだかあたふたとしており

桃と英二の機嫌はかなり悪いようだ

柳は真っ黒な本に目を落としていると口を開く

柳「それでも解決してくれたおかげで2つ目が現れた」

少しだけ嬉しそうに答えれば立海の表情は変わり

皆の目には炎が灯っているように見える
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