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第7章 ゲームスタート


ジャ「じゃあ、この場での脱出は不可能なのか?」

『そう言う事になるね』

幸「本、借りてもいいかな?」

『?いいけど、大切に扱ってね』

幸「わかってるよ」

氷月は幸村に本を手渡しする

幸「...ねえ、氷月」

『はい』

幸「これは、帰ってから実行なのか今この場なのかどっちかな?」

幸村は一番最後のページを読みながら聞いておる

確かに、さっきの話が本当だったら氷月は

『それは私でもわからないよ。前回は黒字だったんだけどね』

切「氷月先輩...」

『此処から帰れても自分の行き場はベットの上だからね』

幸村の本を皆で覗いておると奇妙なマークがつけられておった

仁「氷月、このマークはなんじゃ?」

丸でも四角でもなく、雫のようなマーク

『それは...』

「「?」」

『......』

丸「どうしたんだよぃ?」

『ごめん、無理だよね。そのマークは捕獲を意味するんだ』

ジャ「捕獲?」

『うん、向こうが七不思議をこちらを捕獲するマークなんだよ』

雫は塗りつぶされておる色が3種類

白、黒、赤

『白は捕獲対象者、黒は捕獲済み、赤は食用だよ』

水島「えっ!氷月、食べられるの!?」

『正確には魂の事を指しているんだよ』

柳生「なんのためにですか?」

『捕獲は浄化された七不思議の代役だよ。食用の方は最後の番号、此処の長あるいは主への力の供給だよ』

真「それでは!?」

『まあ、私が狙われているのはそう言う関係かな。後はアイツらの恨みの対象じゃないかな?』

幸「フラグがどんどん立ってくね」

柳「そのフラグは折らなければな」

『大丈夫だよ。向こうは私を生け捕りにするか即殺すかの2つだし』

水島「ぜんっぜん大丈夫じゃないっ!?」

本から視線を移して氷月を見る

背後に誰かがおる気がする

ソイツは思いっきり大釜を振り上げている

仁「氷月!後ろじゃっ!」

『!』

声には反応したが氷月はその場から動かん

振り上げられた大釜が振り下ろされれば

窓ガラスが次々に割れて行く

じゃが

『先生、器物破損ですよ?』

?「あら~残念。取れると思ったんだけねー」

振り返らない氷月は呑気にソイツと会話する
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