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第5章 準備


仁王側

氷月の言った事が正しければここら辺に

柳生「仁王君」

仁「なんじゃ?」

本棚を1個ずつ丁寧に見ていく

柳生「あなたは何か知っているのでは?」

仁「勿論じゃ。じゃがこれは氷月から聞いたもんじゃ」

柳生「氷月さんから...」

仁「俺達の探し物が見つかり次第、全部話してくれるぜよ」

柳生「わかりました」

丸「なんじゃこりゃっーー!!!!」

「「!!」」

ブンちゃんの声に俺達は驚いて振り返る

柳生「な、何かあったのでしょうか?」

仁「急いで探すぜよ」

切「ゆ、ゆゆゆ、幽霊!!!!」

仁「幽霊じゃとよ」

柳生「それは危険なのでは?」

仁「あそこ氷月がおる限りは大丈夫じゃ」

柳生「そう、なんですか...」

柳生も心配になるか...

柳生「それでどんな本を探しているのですか?」

仁「黒い背表紙で分厚い本じゃ」

柳生「そんな本は見た事ないですね」

仁「それもそうじゃ。氷月の話じゃと此処にしかないぜよ」

柳生「では、なんで本棚の中に?」

仁「それれも知らん。お、あったぜよ」

探しておった本を手に取り表紙を確認する

真っ黒で何も書かれておらん

中身は真っ白で1文字も記されておらんかった

柳生「本当にこれですか?」

仁「ああ、そうじゃろうな」

そのまま皆の所に戻ると

ブンちゃんと赤也が目を回して床に転がっておる

柳生「な、何が...」

皆の視線の方に顔を向けておると

2人(?)の何かが立っておった

金髪の美女と下半身のない茶髪の女の子じゃ

『おかえり』

その中でも氷月は平然と俺達に顔を向ける

氷月の話しておった人物(?)に間違いないな

?「氷月ちゃん聞いてよ!この羊!また私を置いて行ったのよ!」

羊?「あら何言ってるのかな~。花ちゃんに誤情報教えちゃって~。テテちゃん」

テテ?「むきー!ホントに腹立つ!!」

羊?「お腹の中身は外に出てるじゃ~ん」

テテ?「なんですってー!!」

『はぁ』

氷月は手を握り親指と人差し指を立てて2人に向ける

2人の表情は段々と青くなっていった

羊?「氷月ちゃん、冗談知ってる?」

『まあ』

テテ?「黙るから、それ下げて」

『絶対?』

「「はぃ...」」
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