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第30章 白い桜の木


仁王側

柳生「それでは、明日は遅刻しないでくださいね」

仁「わかっとる」

住宅地で柳生と別れて真っ暗な空と真っ白な道のりを歩く

昼にまた大粒の雪が降りだし

元から残っていた雪の上に増設された

勿論部活は講義室の中で筋トレをやって終わった

けど、大雪のせいで電車などが中々なく何時もより遅い帰宅になってしまった

仁「ただいまー」

弟「おかえりー。遅かったね」

仁「電車がなくてのう」

弟「あ、なーる」

そう言ってリビングの中に駆け込む弟の後ろをついて行った

母「あら、雅治お帰り。雪、どうだった?」

仁「今も降ってるナリ」

母「寒かったでしょ。お風呂沸かしてあるからゆっくり入ってきなさい」

仁「了解ナリ」

俺は自分の部屋に荷物を置き着替えを持って風呂場に向かった

暖かいお湯に浸って氷月の事を考える

もうすぐで3年も会っていない事になる

3年以内に帰って来ると言っておったからもうすぐ会えるじゃろう

そのまま頭を洗ってご飯を食べ終わると

俺はそのまま氷月の部屋に向かった

何時もは電気を付けずにそのまま布団に腰かけて氷月の事を思うが

仁「...なんじゃ、これ?」

「ホー」

そこには見慣れない鳥が1羽

机に備え付けの椅子の背もたれに停まっておった

電気を付けてよく見れば白いフクロウが俺をずっと見据えておる

姉「ペットよ」

仁「誰の?」

後ろから声を掛けられたらフクロウは姉貴の肩に停まった

姉「私の」

仁「なんで急に。てか、氷月の部屋で放し飼いするんじゃなか」

姉「だって、この子が此処を気にいっちゃったから」

仁「それでもじゃ」

俺は半ば腹を立てながら今日は自分の部屋で一晩をすごした

母「炊飯のスイッチがー!」

仁「...はぁ」

朝になれば弁当は出来ておらず、後で届けると言われた

昨日に引きつれて腹立たしさを覚えながら玄関を飛び出した

そして、真っ白な人物が俺の向かう方向から向かってきよった

?「おはようございます」

仁「おはようさん」

誰か知らない人に挨拶されたのを返し

俺はそのまま学校へ向かった

何故か知らないが懐かしいような気がした

黒い瞳に銀の長髪なんて知らんが

何処かで会った覚えがあるのう

無意識の内にネックレスの雫を握っておった
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