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第29章 クリスマスプレゼント


切原側

...なんだこれ?

部屋に帰ったら見慣れない段ボールがベットの上にあったんだけど

めっちゃ丁寧な字で俺の名前が書かれてあるんだけど

とりあえずベットに座って段ボールを開けてみた

切「...へ?」

青い箱と白い封筒??

とりあえず、読むか

【切原赤也様へ
いかがお過ごしでしょうか?急にこのような手紙や小包が届いて驚かれたでしょうか?急に丁寧語とかが来て焦っていますね。きっと。君に誕生日プレゼントをご用意したしました。むず痒いですよね。気にいって貰えれば嬉しいです。
白川氷月より】

切「氷月先輩!」

怪しく見えた段ボールが急に輝いて見えた

青い箱を開けて中身を取る

切「ネックレスだ!」

青い石がとても綺麗に見える

送って来る人が問題なのかな?

そう思うと先輩によく助けて貰ったな

わかんない問題を丁寧に教えてくれたし

俺が問題を起こすと代わりに謝って貰っていたな

練習中に赤目になると止めてくれたし

赤点とって課題が貯まると図書室で教えて貰ったなあ

そんな先輩が居ないと退屈だし

てか、仁王先輩が死んでるけど

早く会いたいッスね

初めて先輩に会った時はミーハーじゃねーか疑ったな

けど、俺達に色目を使う事もなければ話もあまりしなくて

ちょっと怖かったな

けど、少しだけ微笑んで問題を一緒に解いてくれると

不思議とそこから仲良くなった

女子生徒の団体に連れていかれる先輩を見送ってると

10分足らずで無傷で帰ってきた時は恐ろしかった

後から見に行けばぜーぜーと肩で息を荒くする

汚れた制服を着た生徒だけが地面に転がっていた

その後の部活は何事もなかったかのように進んだし

生徒会の仕事で遅れても

しっかりとドリンクとタオルの準備もあってすごかった

奈々先輩も頼りになるけど、性格があれだからなー

それに比べて冷静過ぎる氷月先輩は頼りになったッス!

熱中症で倒れた時に柳先輩よりも早く対処してくれた時に

俺は氷月先輩の事を信用し始めたッスね

貰ったネックレスを首に掛けると

先輩が生きているって言う安心感が伝わって来る

《待ってて》

切「氷月先輩!?」

声が聞こえた気がして家を飛び出したけど

誰もいなかった

ちょっと怖いかも
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