• テキストサイズ

ゲームはお好き?

第4章 友達


不思議な気分になった

案の定、彼女達と鉢合わせする事はなく

普通に相談室までこれた

先生に心配されて今は時期外れの暖かいココアを頂いている

「その子って、水色の髪の子?」

水島「あ、はい」

今考えれば不思議だった

水色の長い髪を後ろに1つ縛っており

この世の終わりだと言わせるような濁った目

彼には不思議な魅力が備わっていた

「白川氷月さんだね」

水島「白川氷月さん...」

先生から聞いた名前を忘れないように復唱する

「彼女はいい子だからね。大丈夫だよ」

水島「へ?彼女...?って事は」

「あら知らなかったの?ウフフ、あの子は女子生徒よ。男子生徒の服を着ているけどね」

先生は悪戯な笑顔で私に優しく言ってきた

へ?あのカッコいい子が、女子生徒??

「それにあなたと同い年よ」

同い年?へ??なんだって???

「確か、水島さんの隣のクラスだったと思うわよ。ちょっと待ってて」

先生はコップを置いて奥の部屋へと行ってしまう

ん???同い年???女子生徒???

あんなカッコいい人が女子生徒なんて!!

これはまさにトリビア物だ!!

でも、一応お世話になったしお礼だけはしておかないと

今日の帰りにでも会えないかな

てか、昼放課に会えないかな

ん??昼放課???今日は精市達とたべ..る...

水島「終わった...」

昼放課には精市達と食べる事によってファンクラブからの問題を言わなければいけない

(精市の黒い、真っ黒な笑みの下、強制的に言わされる。言わなかった日は私の命日になるっ!!)

頭を抱えて机に正面衝突していると

奥の部屋から先生が戻ってきた

「えーっとね、あれ?何をしているのかな?水島さん」

水島「あ、えーっと何も、特には。あ!明日の宿題の事でわからなくて考えていたんですっ!」

「ウフフ、ほんとあなたを見ていると飽きないわね」

先生はファイルを持ったまま微笑む

私ってそんな扱いだったのか

精市や雅治、ブン太や赤也が言ってたのを思い出した

後半の2人を黙らす事は出来るが、前半は0に等しい

てか、無理だな、絶対に、うん

先生から白川さん?のクラスを聞けば

本当にお隣さんであった
/ 321ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp