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第27章 冬休み


白川側

体調が戻ったかと思えば

仁「ええんか?」

『うん、無理してないし、初詣くらい行かないとね』

仁「終わったらすぐに帰るぜよ」

『わかってる』

はいはい、お気づきの方はいらっしゃると思いますが

はい、後10分で年越しです

そして、慣れない着物で外を歩き

近くの神社へと向かう

雅治の母親がわざわざ用意してくれたのだ

神社にはすでに皆が集まっていた

水島「あけおめ~氷月」

『5分早いんだけど』

水島「気にしなーい、気にしなーい」

上機嫌の奈々の後ろには私服姿の皆がいた

柳「体調はいいのか?」

『おかげさまでね』

柳生「それでもお参りをしたらすぐに帰られるのでしょう?」

『雅治が煩いからね』

水島「昼になったらすぐに行くからね」

この前の風邪については皆が知っていた

切「寒くないッスか?」

『大丈夫だよ。皆は?』

ジャ「まあ、大丈夫だぜ」

丸「少し寒いけどな」

真「この程度なら問題ない」

幸「綺麗だね」

『着物?ありがと』

幸「全く」

精市はいつにも増して綺麗な苦笑を零す

明るい薄いオレンジの着物を着ている私と

落ち着いた感じの黄緑の着物を着ている奈々

カウントダウンが終わり

皆で円になりながら今年の挨拶を交わす

そのまま神社でお参りをする

その帰り道

水島「氷月は何をお願いした?」

『そうだね、うーん、内緒』

水島「えー」

幸「そう言う奈々は何をお願いしたんだい?」

水島「氷月と早く会えるように!」

『それ、来年お願いした方がいいんじゃないかな?』

水島「へ?」

『そのお願いって、昼に叶っちゃうよ?』

水島「...あー!!!」

丸「何やってんだよぃ」

ジャ「待てよブン太、自分で持て」

後から追いついてきた2人の手には屋台の食べ物でいっぱいだった

真「お前ら...」

切「お、落ち着ていくださいッス!真田先輩!」

仁「新年早々に鉄拳制裁か?」

丸「げっ...」

ジャ「勘弁してくれ」

分かれ道で家ごとに分かれて

私は雅治と一緒に帰る

『ふぅ...』

仁「疲れたんか?」

『まあね』

仁「なら」

『え?』
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