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第27章 冬休み


『雅治、一緒に寝てくれない?寒いの』

「「!!」」

瞳は潤んでおり、頬は熱のせいでいつもより赤く

しかも、少し掠れた声で甘えてくる

幸「フフ、俺達は邪魔者みたいだね」

柳「そうだな、早く帰るとするか」

仁「ちょ!」

幸「しっかり温めてやるんだよ、仁王」

柳「理性を手放す前に寝る事だな」

2人は俺に毒を吐いて帰って行った

マズい、いつも以上に色っぽい氷月に対し

俺の理性は崩れかけておる

『雅治、寒い...』

仁「...わかったぜよ」

それでも甘えてくる氷月に仕方なく部屋の電気を消してベットに入る

外はまた雪が降り始め部屋の暖房は効いておる

ベットに入れば氷月がすぐにすりついて来る

『あったかい...』

俺にしっかりと抱き着く氷月に

俺の心臓はバクバク言っておる

これで理性を保つなんて無理にも程があるぜよ

『雅治、早いね...』

仁「氷月のせいじゃよ」

胸に顔を埋める氷月は微笑んで言う

ああ、これ以上はいかん

『スー...スー...』

そのまま寝ておる氷月を襲いたくなるぜよ

しばらくそのまま寝ておると俺はベットから出る

このまま一緒におったら、俺の理性が吹っ飛ぶからのう

一息つこうとリビングに降りると

幸「あれ?もう終わったんだね」

柳「意外と早かったな」

仁「......」

風邪薬を届けてくれた心優しいであろう人物が居った

柳「コーヒー飲むか?」

仁「...おう」

俺の家なんじゃが

幸村の前に座ると参謀がコーヒーを持ってくる

仁「今さっき寝た所は。朝までは起きんじゃろう」

幸「そう」

柳「...フム」

交代で仮眠をとれば朝になっており

俺は氷月のベットに腰掛けていた

額に手を当てると熱は下がったようじゃ

『まさ、はる?』

仁「起こしたか?」

『ううん。大丈夫だよ』

仁「お粥を作るが、食べれるか?」

『...無理、かも』

米を柔らかくしても嫌がる氷月に何を食べさせたらいいのか

『あったかいの、飲みたい』

仁「!、わかったぜよ。作って来るからそれまで寝ときんしゃい」

『うん、ありがと』

頬が赤いまま微笑んで言われるとこっちが照れてくるのう

そのまま部屋を後にして台所へ向かった
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