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第27章 冬休み


近くのファミレスに入って皆が昼食代わりに食べている間

私はひたすらコーヒー(ホット)のお代わりをする

外食はあまり好まないのもあるし、味にまだ慣れていないからだ

『......』

水島「ごめんね氷月、すぐに食べ終わるから!」

『しっかり噛んで食べないとバカになるよ』

水島・丸・切「「マジで!!」」

『はぁ』

2杯目のコーヒーを半分くらいまで飲んで店内を見渡す

こう言うのは新鮮だな

仁「氷月」

『胸やけするのでそれを引っ込めて』

仁「クックッ、連れんのう」

私の口元にハンバーグを持ってくる

最近わかったが

私は脂っこい物が苦手だ

特に肉類とかはダメだ、別にアレルギーとかではない

皆が食べ終わる頃にはコーヒーは3杯目であった

幸「さて、氷月」

『?』

幸「何を隠しているのかな?」

『え?』

精市は私の顔を真剣に見つめている

それを知った皆も真剣に見つめてくる

幸「俺がわからないとでも思っていたのかい?」

『......』

こうなってしまえば逃げ場ない、正直に言うしかない

『はぁ、何時から?』

幸「う~ん、何時だと思う?」

悪戯に微笑んでいる精市の顔を見ていると

『もしかして、始業式の午後?』

幸「そっちもわかってたんだ」

やはりバレていたか

手元にあるコーヒーを口に付けて半分くらいまで飲む

雅治に話した時の事を簡潔に伝える

皆の表情は暗くなっていき

水島「どうしても連絡が取れないの?」

『みたい。ごめんね、奈々、皆』

水島「ムー、氷月謝ってばっかだよ!」

『それ以外にないじゃん』

水島「卒業したら、戻って来る?」

『勿論だよ。でも、卒業して戻ってくる前に仕事にはいる可能性もあるよ』

真「人手が足りないからか」

『そう言う事』

柳「では、卒業してもすぐに会えるのではないんだな」

切「寂しいッスね...」

丸「そうだな」

ジャ「ああ」

『最低2年だし、それ以上になるかもしれない』

柳生「勉強の方がよろしくても、実技ですか」

幸「体もまだまだ本調子に戻れないんだろ?」

『寧ろ本調子の体を忘れているよ』

仁「3年以上掛かったら部屋を乗っ取るからな」

『2つも要らないだろ』
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