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ゲームはお好き?

第27章 冬休み


推薦入試のシーズンが過ぎた

今日から午前授業となり

先生がつける成績会議も午後から行われる

そして、私は体操服に着替えて体育館に来ています

え?なんでだって??

そんなの決まっているだろう

「5本な」

『はい』

体育の実技テストだよ

2学期からは女子はバスケとサッカー

男子は野球とバレーとなっている

通常の体育に参加できない私は体育館の隅でひたすらドリブル

今日から午後の授業がないために体育館ではシュートのテストを行う

のに

切「氷月先輩ー!」

丸「応援してるぜぃ!」

ジャ「静かにした方がいいぜ」

水島「氷月ー!」

柳生「奈々さん...」

真「騒がしい!」

柳「押さえろ、弦一郎」

幸「応援しているかな?」

仁「なんで疑問なんじゃ?」

と元テニス部レギュラー陣が見ているのであった

シュートは0度、45度、90度、135度、180度の5ヶ所

90度が一番苦手である、一般人と外れているんですよ

難なくシュートを決めて実技テストを終える

更衣室で着替えて昇降口に行けば

いつものメンバーが待っていた

水島「氷月、お疲れっ!」

『どうも』

奈々から飲料水を貰って1口飲む

冬と言っても水分補給はしないといけないから

マフラーをしっかりと巻いて制服のポケットに手を突っ込む

雪もある程度積もっており、今は少しだけ降っている

『......』

寒いのは苦手だ

夏にアイスを食べるだけでも抵抗を感じてしまった

仁「本当に運動したんか?」

『自分で見たのでは?』

仁「クックッ、そう怒りなさんな」

後ろから雅治に抱き着かれている

正直に言おう、悔しいが暖かい

もう湯たんぽみたいな存在だ

丸「イチャイチャすんなよぃ」

幸「目の毒だよ」

水島「せ、精市...」

『羨ましいとか?』

幸「仁王の玩具は煩いね」

仁「しつけはしとるんじゃけどな」

柳生「に、仁王君!」

幸「その煩い玩具、暫く貸して貰えないかな?」

仁「嫌じゃ。あげんぜよ」

『挟んで会話をするな』

ジャ「お、押さえろ氷月」

柳「此処で発言をすればますます帰れなくなるぞ」

真「今日は一段と冷えるな」

切「そうッスね」
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