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第26章 学校祭


「ミスターコンテストッ!今年の優勝者は...」

えー、現在体育館に来ております

格好?察しろ

「3年A組の黒髪さんでーす!」

「「たくさんいるわっ!」」

体育館の黒髪男子が叫ぶと、私の真上にスポットライトが降り注ぐ

勘弁してくれ

「さあさあ、壇上へどうぞー!」

水島「いってらっしゃーい」

奈々はこれがやりたくて仕方なかったんだろうな

壇上にあがり振り返ると、不思議とは全校生徒の中から

無意味に固まっている彼らが見えた

私が移動している間に奈々も移動していた

「さあさあ、まずは本名からお聞きしたい所ですが!まずは此処の生徒であるか?」

『一応、此処の生徒です。3年間』

マイクを持っている放送委員の委員長は頬を赤らめている

「はて?一度も見た事がないのですが」

『授業にも出ていますよ。正門から登下校もしています』

「朝のホームルームは?」

『参加しています』

ざわざわと生徒が騒ぎ出すなか

奈々と雅治はクツクツと笑っている

蓮二はノートに何かを書いており、赤也をブン太は頭に疑問符を付けている

「じゃあじゃあ、本名をどうぞ!」

『...白川、氷月です』

「「......な、なんだってっーー!!!!」」

マイクを握っている委員長も驚きの声を上げる中

先ほどの2人と精市が堪えて笑っている

水島「とってもいいよー!!」

奈々かウィッグとカラコンを取れと言う指示に従い

それらを取ると

「「...うわぁー...」」

期待外れだっただろうに、こんなヤツがミスターに選ばれるなんて

「え、えーっと...」

『水島さんの指示でこうなりました』

「か、カッコよかったです!」

「イケメンだったぜー!!」

「俺、惚れたーー!!」

何故か野次が飛んでくる

雅治の表情は少しずる怖くなっていくが

「こ、これを持ちましてミスター立海を終わりにします」

壇上のライトが全て消え、私は静かに壇上の端から静かに降りる

体育館の一番後ろの壁にもたれる

『ふぅ...』

?「お疲れさん」

『仁王君...』

静かに戻ってきたはずだったのに

仁「もう模擬店は終わっとるよ」

『あ、そうだった』

真剣な表情の雅治は私の額に手を当てる
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