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ゲームはお好き?

第24章 涙


忍「なんや、これは」

「「勉強会」」

忍「いや、な」

次の日は朝食を食べ終わった後

すぐに皆が手に荷物を持ってやってきた

広いと言えば広いが

皆がそれぞれ勉強道具を広げれば狭いに早変わりする

机は病院内にある長机を2つ程借りている

ガーゼを取り換えに来た看護師さんもビックリであった

『奈々、この式は楕円だよ』

水島「なんですとっ!」

忍「なんや、その驚き方」

柳「赤也、此処の単語が違うぞ」

切「Why?」

忍「出来てんぞ」

ジャ「ブン太、ここは酸化剤を使うんだぜ」

丸「?、洗剤?」

忍「その間違いはあかん」

幸「真田、この時代では何が起こったんだっけ?」

真「その時代ではな...」

忍「説明長いわ」

仁「柳生、此処は何を聞いとるんじゃ?」

柳生「此処は作者の考えを聞かれている所ですね」

忍「...主科目全部揃っとるんか...」

私達の会話に事細かく突っ込んでいく忍足先生は

途中で「ツッコミ疲れたわ」と言ってものの数分で出て行った

途中、昼ご飯になって殆どの人が出て行った

この部屋に残っているのは雅治、比呂士、精市だけだ

ほかの皆は下の食堂に直行した

雅治に食事のトレーを持ってきてもらった

仁「食えるか?」

『まあ、殆ど食べられないけどね』

相変わらずの味噌汁に手を付けると

精市と比呂士は固まった

それに気づいた私と雅治は顔を見合わせて笑った

幸「食べても平気なのかい?」

『うん、なんでか知らないけどね』

柳生「それでも...」

仁「大丈夫じゃよ、柳生」

そんな2人を無視して味噌汁を飲む

今日の具材はわかめとねぎの組み合わせ

...うん、おいしい

味噌汁の具材は殆ど食べ汁を半分だけ残す

最近、此処まで食べられるようになった

仁「ようさん食べたのう」

『みたい』

幸「そうか、食べれるようになったんだね」

柳生「それだけでも嬉しいです。他の皆さんには?」

『伝えてないよ。言ったら言ったで何を持ってくるかわかんないからね、特に奈々とかブン太とか』

幸「クス、そうだね」

先生の代わりに看護師さんが薬を持ってきた

雅治がトレーと交換してそれを持ってくる

『足りない栄養はこれのお世話になっているよ』

いつものように体内に流し込む
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