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第23章 新しい事


仁王側

正直に焦っておった

けど、氷月が来てくれたお蔭で俺は俺の試合をする事が出来た

今までにないくらいの達成感が俺を満たしていく

不「やられたね」

仁「こっちも、最後に仕掛けてくれたのう」

不「よく返せたね」

仁「昔、あるヤツにお前さんと同じ事をしたんじゃよ」

不「もしかして」

仁「ソイツには今のように返されたんじゃ、上手く行くとは思っとらんかったぜよ」

不「クス、そうなんだ。あーあ、終わっちゃったね」

仁「そうじゃな、楽しかったぜよ、不二」

不「!、こっちも中々楽しませて貰ったよ、仁王」

ネット越しに握手をすれば俺達は自分達を待っている元へ向かう

切「仁王先輩!やったッスねっ!」

ジャ「頑張ったな」

ジャッカルからタオルを貰って汗を拭う

仁「おう、ちと焦ったぜよ」

幸「その割には、結構冷静に返していたじゃないか」

仁「もうでもなか」

俺でも苦笑いはするぜよ

皆の顔を見ておると、試合の休憩中に声を掛けてきたヤツがおらん事に気づいた

仁「?、アイツは?」

丸「氷月なら、あっこに...あれ?居ない?」

柳生「先程までいらっしゃんたんですが...」

いるであろう場所を見てもその姿は見えなかった

じゃが、

水島「あ!あそこにいるよっ!氷月っー!!」

奈々が上の方の観客席に手を振っておる

その視線を追ってみると

黄色の、俺達と同じジャージを着ておった

氷月も小さく手を振っている

そこから表彰式、インタビューを一通り受け答えをすれば

ようやく帰りの準備が出来た

優勝杯を片手に先程と同じ場所を見るとそこには

忍足先生と忍足と話して居る氷月がおった

水島「写真撮ろうっ!」

そう言って鞄をガサゴソとあさってデジカメを発掘すると俺達に言ってきた

仁「なら、アイツも連れて来んか?」

そういって指をさすと、俺達の視線に気づいたのか

氷月がこちらを見た

水島「氷月ー!一緒に写真撮ろうーーっ!!」

奈々は元気に階段の駆け上っていく

丸「元気だなー」

柳生「そうですね」

奈々はあっと言う間に氷月の所へ行くと

有無を言わさず手を引っ張って階段を降りてきた
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