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ゲームはお好き?

第23章 新しい事


水島さんの虐めの現場を見て

そのまま幸村君に保護者を頼まれた日

今日も早く帰ろうと荷造りをしていると

教室の前の廊下がいつにも増して煩かった

その原因としては

幸「やあ」

『こんにちは』

屋上で対峙した幸村君であった

彼が私になんの用事なのかわからないが私は帰りの支度をする

それが終わって鞄のファスナーを閉めると

私の鞄を宙に浮いたのだった

幸「ちょっと用事」

そう言って2人分の鞄を持ち私の腕を掴んだ幸村君は

昇降口で靴を履き替えるとテニス部の部室に真っ直ぐと進んでいった

中に入ると見慣れた顔が広がっていた

『なんの御用でしょうか?』

幸「奈々の保護者の件は言ったよね?」

『はい』

ジャ「ほ、保護者って...」

水島「ガキじゃないのに...」

幸「君にはマネージャーもやってほしいんだ」

『お断りします』

「「はやっ!!」」

幸「!、......」

『それでは』

部室から出ようとしたが

仁「プリッ」

扉には仁王雅治がもたれていた

どうやら帰す気がないらしいな

幸「どうかな?」

『どうして私なんですか?他にもいるのではないのですか?』

柳「それにつていは俺が話そう」

そう言ってノートを開き事細かく条件と理由を言っていく

かれこれ30分経っただろうか

柳「...と言う事だ。そしてお前が適任だと判断した」

『は、はぁ...』

つまり、男子テニス部が部活動をしている時に

しっかりと自分の仕事をこなし、自分達に色目を使わせないのが主な条件であった

部活に入ってもいなかったし、体調もそこまで悪くないので

この日はマネージャーの件を受け取ってしまった

何日か仕事をこなしているとまたもや集合が掛かった

そこには小さな段ボールが置いてあり

中から真新しいジャージが出てきた

幸「白川さん、君のだよ」

『え?』

幸村君に渡されたレギュラージャージ

奈々もすでにもっておりサイズ確認をしている

柳「サイズを確かめてくれないだろうか?間違っていたら注文をしないといけないからな」

袋を開けて羽織ってみるとちょうどよかった

『大丈夫ですね』

柳「そうか」

そこで初めてレギュラージャージが届けられたが

今年はまだタンスから出してもいなかった物だった
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