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第19章 終わらない


幸「メリーさんからの警告、ね」

切「なんで俺達に言ってくれなかったんスか!」

仁「赤也とブンちゃんと奈々に知らせたら煩そうじゃからな」

水島「ど、どうしよう、何も言い返せない...」

丸「そ、そうだな...」

今まで会った事を

部活帰りの幸村達に伝える

じゃが

忍「あの看護師は氷月の事を知らんはずや。そもそも働いておった階も違うしな」

もう何も言うまい、なんで此処に忍足先生がおるのかなんてな

柳「では、取り憑かれたと判断するべきだな」

真「これでは包帯を取り換えにくる看護師全員が敵となるではないか」

柳生「後、配膳を持ってくる方もそうなりますね」

ジャ「判断が追いつけねーな」

氷月の部屋で皆はそれぞれ陣を構えて居るかのように

自分の何時もの位置にパイプ椅子を持って座って居る

扉の両サイドにジャッカルとブンちゃん

ベットの両サイドは俺と奈々

俺の隣に忍足先生が来れば

奈々の隣には幸村が座って居る

後は氷月の足元付近に扉の方から

柳生、赤也、柳、真田の順で座って居る

忍「氷月は1回でも目を覚ましたかい?」

仁「おん、水をくれと言って」

水島「あげたらまた寝ちゃったよ」

忍「そうか」

だるそうに背もたれに背を預ける忍足先生は

何処か疲れておるようじゃ

忍「朝の問題を起こした看護師に話を聞きにいったんや」

真「それで、どうだったのですか?」

忍「彼女は何も覚えとらんかった」

柳「何処まで覚えていてのですか?」

忍「覚えておったんは、患者名簿の整理をしておる時までや。それから机の上に糸の付いた五円玉を不思議に思って触れたんやと。って、どうかしたんか?」

先生が話して居る間に五円玉の事を思い出した

氷月を刺した後に朝倉が持って居ったのは

糸の付いた五円玉じゃった

柳生「失礼ですが、その五円玉で催眠術を掛ける事は可能でしょうか?」

忍「不可能ではないな。でも、相当な心理的なトリックが必要やで」

幸「それを朝倉は出来ますか?」

忍「...成程な、アイツはああ見えて優秀なカウンセラーでもあり、催眠術を掛ける天才や。そのくらいの事は朝飯前やろう」

?「彼女は氷月を捉えるのではなく殺しに来ているよ」
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