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第19章 終わらない


ジャ「仁王!」

床に手を付いて尻もちをつく、意識が飛びそうで堪えるが

視界は少しずつ暗くなっていく

柳生「仁王君!しっかりしてください!」

目の前に柳生がしゃがみ込み、俺の肩を揺さぶるが

襲ってくる睡魔に勝てる事が出来ず

俺はそのまま眠りについた

仁「うっ...」

白い天井が見えると、此処はあの病院の病室じゃとすぐにわかった

?「あ、雅治起きたんだね」

上体を起こすと俺はご丁寧に床に布団を敷かれた上に寝とったらしい

額から湿った真っ白なタオルがずり落ちて

俺の太ももに乗っかった

右を見れば真っ青な空、左を見れば奈々の顔をがあった

仁「近いぜよ」

水島「はいはい」

嬉しそうに離れて行くとベットの隣の椅子に腰かけた

起き上がって反対側の椅子に座る

そこには静かに規則正しく呼吸しておる氷月がおった

時計を見ると昼過ぎのようじゃ

水島「雅治、ずいぶん寝ていたね。忍足先生の話だと睡眠不足だって言ってたよ」

仁「そうかもな、ここ2日は眠れんかった」

水島「え、雅治が素直に話すなんて、...明日は槍だな」

仁「そんな天候はないぜよ」

素直に話す俺にドン引きする奈々は何処か嬉しそうにはなす

仁「お前さんは良い事でもあったんか?さっきからニヤニヤしとるき」

水島「え、あー、うん、あったよ」

仁「なんじゃ?」

水島「...氷月が生きていてくれた事」

仁「?」

水島「朝早くから病室に行ったら、ベットは裂けてるから心配になって。雅治が抱えて来た時も、その、血を、流していたから」

言いにくいのか視線を氷月の顔から外して途切れ途切れに言う

水島「だから、その」

仁「わかった、お前さんが言いたい事はわかったナリ」

水島「...えへへ」

俺が気を失った後、舌打ちをしながらも忍足先生が手当していき

空いている病室で寝かせるよりかその場で寝かせた方がいいと言う事で

床に布団を敷いてその上に運ばれたらしい

参謀が管理がしやすいのでは?と奈々に言ったらしいぜよ

部活を休む事は出来ないため、奈々を監視役に置いて行き

皆は部活に行ったそうじゃ

終わったら来ると言っておったそうじゃ
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