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第15章 最後の決戦


保健室から西側の階段に向かっておっても

幸「簡易結界!」

目の前から現れる浮遊霊が道を阻む

そして

ト「トコトコーー!!!」

トコトコご自慢のキックが浮遊霊にクリティカルヒットすると

浮遊霊は消えて行く

丸「す、すげぇ~...」

柳生「想像以上、ですね」

誰が此処までトコトコが強いと想像したじゃろうか

トコトコは俺達が簡易結界で弾いた浮遊霊に向かって

高さ2メートルくらいまで飛んで顔面を蹴って行く

助走なしに2メートルは流石にビビるのう

後ろは後ろで浮遊霊が押し寄せるために2.5人で対処しておるようじゃ

テ「誰が0.5よ!」

裂・メ「「テテちゃん」」

テ「ムカッ!」

俺の心を読んだのか0.5を自分だと思ったらしくそれを口にしてしまうと

容赦なく即答で返す裂け先生とメリーさん

それに起こったテテちゃん事テケテケは相手に掴みかかり

相手の浮遊霊を廊下の向こう側へ投げて行く

恐ろしや反七不思議

ようやく階段が見えた所で2階へと掛けあがって行く

3階の床に足を付けた瞬間

周りを白く透けた浮遊霊が俺達を囲んだ

「「!!」」

じゃが、ソイツらは俺達に近づく事は出来なかった

水島「?」

奈々のスカートのポケットが輝き、そこから結界が張られていたからじゃ

奈々は自分のポケット漁って表に出す

水島「氷月...!」

先程氷月に渡した白い球が入って居った

奈々はそれを両手で強く握りしめた

この結界のおかげで浮遊霊は弾かれ何処かへ消えて行く

裂「へー、氷月ちゃんの力は健在なんだね」

メ「無意味な物は渡さないからね」

テ「てか、無意味な物を持っていない気がするけど」

階段の下の踊り場で弾かれる浮遊霊を見ながら言う

?「いつまでそこに突っ立てる気?」

階段の隣を見ればあの時の花子さんがトイレから出てきているではないか

花「こっちこっち」

花子さんが手招きしたのはトイレの目の前の教室じゃった

俺達はそこに入ると花子さんが扉を閉めた

花「それで、1人少ないように見えるけど」

扉の前で言う花子さんは俺達を射抜くような視線で見つめてくる

水島「わ、私が悪いんですっ!」

「「!」」

花「へー...」
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