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第15章 最後の決戦


朝倉は最後に意味深な事を言えば目の前から消えていく

氷月を荷物のように抱えて

水島「え、あれ?氷月、何処に行くの?」

消えた氷月に今でも手を伸ばし続ける奈々の姿は痛々しい

その手を幸村が掴み奈々の隣へしゃがみ込む

幸「奈々よく聞いて。氷月は攫われた。だけど絶対に生きている。俺達は助けに行くけど、奈々はどうしたい?」

水島「助けたいっ!私も氷月を助けたいっ!連れてって!お願いっ!私も一緒に連れてってっ!!」

正気を取り戻した奈々は幸村にしがみつきながら言った

幸「クス、そう言うと思っていたよ。まずは保健室に戻ろう。赤也とジャッカルの手当てをするんだ」

切「俺は良いッスよ!」

ジャ「そうだ、早く氷月を助けに!」

手「無理はよくない。それに白川さんが2人を見たときどうなる?」

切「それは...」

ジャ「...わかった」

不「俺達もすぐに行きたい所だけ、君達が怪我していれば彼女は悲しむからね」

不二の言葉を最後に、俺達は悔しさを噛みしめながら保健室へと戻って行く

保健室へと戻ってこれば何か違和感を感じた

あるはずの物がないと

だけどそれに気づく事はなく赤也とジャッカルの手当てに入った

2人とも掠り傷程度でそこまで悪くないそうじゃ

幸「さて、これからだけど」

裂「ちょっといい?」

保健室を出る時には既に居なかった反七不思議メンバー

聞けば校舎内を見て回っていたそうだ

最後の決戦のために浮遊霊やらを多少片づけておったようじゃ

テ「それで氷月ちゃんが攫われた、ね」

メ「私達も油断していたわね」

俺達が多目的室に移動する際には、コイツらも護衛として付いてきてくれるようじゃが

ト「トコトコトコトコ!!」

トコトコは口がないために俺達との意思疎通が出来んようじゃ

テ「トトちゃんも護衛するって!」

桃「それはありがたいんスけど」

河「強いの?」

メ「強さは私が保証するわ」

とりあえず決まった事により、俺達は保健室から出て西側の階段に向かう

多目的室があるのは玄関の真上の4階

中央の階段では「手招き」が占拠しているようじゃ

無駄な戦いをしないためにも避けて行くようじゃ
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