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第15章 最後の決戦


仁王側

純白の白衣を身に纏った女は氷月の首を絞めていく

『くっ...!』

?「無駄よ、無駄無駄氷月ちゃん」

嬉しそうに言うソイツの表情は

新たな玩具を手に入れた狂気に満ちた笑顔じゃった

『お前、はっ!』

顔を上げた氷月に追い打ちを掛けるかのように強く絞める

?「ウフフ、やっと捕まえた。待っていたわよ」

切「氷月先輩っ!」

赤也が女に飛びかかろうと走って行くが

?「無駄だって~」

何か透明な壁に赤也がぶつかる

切「いってぇー!」

丸「赤也!」

ブンちゃんが慌てて赤也の元へ走る

ジャッカルもその後に付いて行く

仁「お前さん...!」

その姿に見覚えはあった

4つ目の変装する女子生徒が成り代わっていた

氷月のトラウマの人物

仁「朝倉恵子か!」

朝「あら、知ってたのね」

嬉しそうに言う朝倉

それに反抗してか氷月の両手が

自身の首にある腕を掴む

朝「往生際が悪い事」

そしてさらに力を加えると

氷月もその腕を掴む強さを強める

じゃが、それが叶う事もなく

氷月の両手は下へと落ちていく

糸が切れたマリオネットのようにダラリと体から力が消えた

仁「氷月っ!!」

受け止めてやると言ったばかりなのに!

俺は!俺は!!

朝「この子は私の玩具にするわ。それと、このゲームは終わっていないわよ」

真「それがどうしたっ!」

朝「ウフフ、このゲームが終わらなければあなた達は元の世界に帰れないわよ」

柳生「私達は彼女を氷月さんを守ると約束したのです!」

丸「こんな所で手放せる訳ねーだろぃ!」

ジャ「氷月を返して貰うぞ!」

力自慢のジャッカルが透明な壁へと

助走をつけながら衝突するも

その壁はビクともせずにジャッカルを跳ね返す

ジャ「チッ...!」

柳「お前の目的はなんだ!」

珍しく参謀も声を荒げる

朝「言ったでしょう?この子を私の玩具にするって、きっといい子に育つでしょうね。再生途中の心を崩したら」

水島「氷月っ!」

透明な壁をバンバンと叩いて奈々が呼ぶ

じゃが当の本人は既に意識を手放して居るため声が届く事がない

朝「チャンスは1回よ。無力な人間さん」
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