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ゲームはお好き?

第13章 5つ目


まずは「守りたい」と強く思う事が一番に大切である

そして自分の周りを取り囲む何かを想像する

自分で出来た想像を一時的に具現化するために

自分で作った想像図をハッキリと作っていく

そして、想像して出来た物を呼び出す事で

簡易的な結界が完成する

これを1秒以内にやって貰わないと困る事なんの

でなければ簡易結界の名が泣く

『と、こんな感じ』

目の前の浮遊霊で試しながら解説を終える

仁「こんな感じと言われてのう」

幸「無茶があるんじゃないかな?」

『大丈夫、出来るまで私が結界を張っておくから』

不「そう言う問題じゃないんだけどね」

『つべこべ言う前にやったやった』

私は3人を廊下に突き出して、自分を引っ込める

?「あら?何か楽しそうな事をやっているのね。氷月、これ邪魔よ」

後ろから声がするかと思いきや

階段の隣の女子トイレから聞こえてくるではないか

全く忘れていたよ

越「えーっと」

海「なんスか?」

仁「お友達か?」

『トイレの花子さん』

幸「ああー」

不「納得」

後半の2人は苦笑いをしながら浮遊霊の方に向き直る

雅治も少しこちらを見てから向き直った

越前君も海堂君も反七不思議だと言う事に思い出して

安堵のため息を長く零す

そして、私の簡易結界を潜って花子さんが入ってくる

その姿は可愛いのであろう(私に可愛いの概念がないからわからないが)

黒いおかっぱ頭と何処かの制服をキッチリと着こなしている

それだけなら一般生徒と変わりないが

顔がとても可愛らしいのである

表情も柔らかく、綺麗に優しく微笑んでいる

言葉遣いがあれだが、黙っていれば良い女性である

花「あら、また会ったわね」

『それ、先生とかテテちゃんとかメリーに言われた』

花「やっぱり皆には会ってたんだね」

『うん』

ただし、床から5センチ程浮いている(暇で測った事がある)

花「皆して黙って置いて行っちゃうからね」

『うん、知っててわざと来たらしいよ。テテちゃんとメリーは』

花「じゃあ、他の1.5人は何も?」

『ん?あーそうだね』

0.5はなんだと突っ込みたかったが

これはトトちゃんの事で間違いないだろう

勿論、テテちゃんも0.5扱いなのだろうな

花「ハハ、今度はどんな遊びをしようかな?」
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