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ゲームはお好き?

第13章 5つ目


花子さんと今までの出来事を簡単に且つ簡潔に話していると

目の前の3人の雰囲気が少しだけ変わった

そこから簡易結界が張れるようになってきたのだ

驚いた表情から離れる事の出来ない越前君と海堂君

自分でも何故出来たかわからな疑問の表情になっている3人

それを見ている私は何故かとても楽しい気分になってしまう

花「あなた、あんなの教えてどうする気なの?」

『私だって帰ったら見えなかった者に狙われたんだ。此処で実践を積んでおいた方が彼らのためになると思ってね』

花「本当かしら?」

花子さんは私の顔を見つめる

正確に言うのであれば私の瞳を射抜いているような感じだ

花「今なのあなたはとても不安定なのね」

『自覚は持っているはず、なんだけどね』

自覚はある、あの日から自分の心がないような感じだ

何処かポッカリと穴が空いて貯める事の出来ない感情は

私と言う存在を何故が消されているような感じがする

越「あの白川先輩」

『ん?』

隣まで来ていた越前君と海堂君

海「話しってなんスか?」

『あぁー』

花子さんと話している間に少しだけ忘れてしまっていた

『クス、大丈夫。そんなに身構えなくてもいいよ』

彼らの体は何故か強張っている

まあ、理由としては先程の「手招き」の件であろう

花「私はあの人達の相手をしてくるわ」

そう言うと花子さんは私達から席を外し

簡易結界を頑張って習得しようとしている3人の後ろに立っち

軽いアドバイスをしているようだ

あれ?花子さんもそっちの類の人?だっかたな?

まあ、いいか

私は2人に向き直る

2人の瞳は少しだけ怯えているようだ

無理もないか

『話しって言ってもそんなに重要な事じゃないから』

海「大抵そう言うのは重要じゃないんスか?」

『私にとっては重要ではないね』

越「じゃあ、なんスか?」

『これからの事なんだけどね』

「「......」」

『多分、私は役に立たなくなる。だから今から言う事をしっかりと聞いておいて欲しい。君達の表情と口は固そうだからね、そこを買わせて貰うよ』

越「なんか、素直に喜べないんスけど」

海「...それで」

『うん...』

これから起こるであろう事を話す

話している最中はこちらに気を取られないように

3人の監視を怠らない花子さんに感謝する
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