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第11章 3つ目


えーっと、私、浮かんでいますっ!

ナンデ?

?「ほらほら、こっちこっち」

私を支えている人は皆に手招きをしている

皆は階段を下りて2階の踊り場まで戻ってくる

そして私は下ろされた

振り返ってみると大鎌を持った裂け先生だった

水島「あ、先生」

裂「そうだよ」

この方もキャラが濃い

乾「あれは「手招き」と言う妖らしい」

切「テマネキ?」

裂「鏡や窓などから腕をだして、生きた人間やそこら辺の浮遊霊を捕まえるんだ」

ジャ「捕まえるだけなのか?」

裂「捕まえるだけ」

柳生「あの、その後は?」

裂「一度捕まえられれば逃げる事は不可能だからね。徘徊しているタイプの七不思議に引き渡されるでしょう」

水島「え、徘徊タイプいんの?」

裂「7番目とか」

「「あ、納得」」

あの7番目は何処から見てるんだよ!

切「てか、近道消えたんスけど」

乾「この学校には3ヶ所階段が存在するからな。そこから行けばいいだろう」

不「右か、左か。だね」

裂「奈々ちゃんの持っている球で危険の少ない方を確かめたら?」

水島「え、何それ」

裂「氷月ちゃんから渡されたでしょう?」

水島「うーん、これ?」

さっきしまった球を取り出して先生に見せる

裂「それそれ」

乾「これをどうするんだ?」

裂「置くだけ」

「「は?」」

裂「はい、置いた置いた」

先生にせかされるように球を置く

球は特に動かないようだ

「「??」」

と思っていた時期がありました

球は静かに右に行くようだ

裂「右が多少安全のようだね」

切「なんスか?そのシステム??」

裂「行きながら説明するわ。さあ、帰りな氷月ちゃん」

先生は自分の後ろの空中に目をやる

不「なんか白いのがいるね」

水島「え、見えない」

裂「へー...」

先生は不二さんを見てニヤッと笑う

不「あ、何処かに行ったね」

裂「帰ったのよ、自分の所に」

「「???」」

裂「ほら、行くよ」

球を先生から預かって2階の右に行く

窓ガラスを見ていると先生の言葉を思い出し

自然と足が重くなるような感じがする

柳生「大丈夫ですよ」

比呂士に言われた言葉で少しだけ安心する

先生を先頭に私達は音楽室へ向かう
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