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悪い美食家に捕まってしまいました。【東京喰種】

第2章 助けて下さい、月山さん。


「やだ、やだやだやだやだやだぁっ!!」

信じたくなくて、僕は必死に体を捩る。僕がこの喰種に好きなように扱われて感じているなんて、そんなの有ってはならない。しかし、男は更に舐める箇所を下げていき、僕のズボンへと手を伸ばした。

「ひッ...!や、やめっ...!!」

喰べられる、と思った。快感に蕩けさせられて。喰べられる...。助けて。誰か助けて。誰か。僕は一人では無理だったんだ、誰か助けて。トーカちゃん、店長、錦先輩、古間さん、入見さん、ロマさん、ヒナミちゃん、ヨモさん、ウタさん、ヒデ...............月山、さん。助けて下さい、助けて月山さん。

何でその時一番強く思い浮かべたのが彼なのか、分からないが...ただ、彼なら僕を助けてくれる気がした。仕方無いな、とか言いながら。そんな期待をしていたのかも知れない。取り合えず僕は彼に助けを求めた。月山さん、と。その直後。

「sorry、遅くなってすまないねカネキくん。」

さらりと、この場にそぐわない声が響いた。
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