• テキストサイズ

悪い美食家に捕まってしまいました。【東京喰種】

第10章 さよなら、月山さん。


月山さんは、僕を追ってきた。


「だったら、此所で死にたまえッ!!」


彼の悲痛な叫びを、僕は振り払った。


初めはこんな事になるなんて、思っても見なかった。リゼさんと出会って、喰種になってしまい。追い討ちを掛けるように僕を食べようとしてきた美食家。最低で変態の、エセ花紳士。僕は彼にすっかり捕まってしまっていた。


最期まで彼の事を考えるなんて、と、CCGの眼鏡を掛けた白い髪の男の人を目の前に、僕は自嘲気味に笑った。


──あぁ、僕は、悪い美食家に捕まってしまった様だ。さよなら、ありがとう、好きです、月山さん。
/ 48ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp