• テキストサイズ

【デュラララ!!】憧れの、その先は。

第3章 臨也さん


「っていっても会えるわけないかぁ…」

静雄さんと別れてからはや一時間。
気づけば当初の目的など忘れてあそびほうけてしまった。

「めぐ!!」
「あっ…椿…」

そうだ、忘れてたよ。
私この人放置して静雄さんと話してたんだ。

「ごめん、忘れてたよ」
「はぁ?ふざけんなよ…ていえか、あんたどういう関係なの!?あの金髪バーテンと!!」
「え?セフレ?」
「死ね」

冗談だというのにそんな冷たい目で睨まないで…怖い。
と、そのとき

「シズちゃんがついに高校生に手だしたんだ~へぇ~」
「!?!?!?!?!?」

後ろから聞こえてきた声に全身が強ばる。
ロボットのようにかちこちになって体を反転させると…

「いい、い、臨也、さん」
「俺の名前知ってんの?なら話早いね」
「ちょ、めぐどういうこと?あんた…」
「違う、静雄さんと違ってこの人はほんとに…」
「初めまして、だよね?鈴風愛実さん」
「い、いえすあいどゅー…」

これは夢かなにかなのでせうか。
なにゆえ臨也さんは私の名前を知っているのでせうか。

「少し…お話がしたいんだけれどといいかな?」

なんか、すごく有無を言わせぬオーラが漂ってるのは気のせいかな?

「椿」
「何?」
「じゃあね、また明日!」
「え?え?ちょ、ちょいまちー!!!!」
「さぁ臨也さんいきましょう!!」
「あの子はいいの?」
「どうせ追っ払うんでしょう!?」

なぜか誘われたがわである私が彼の手を引いて駆け出した。
/ 23ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp