第3章 片思いの時間
渚「何があったの?」
気まづいながらも、彼は何かできることはないかといつも相談にのってくれる。
幼い頃からいつも隣にいて、近くの家でー。
お互いに信頼深い幼なじみーー。
渚になら話せる。この気持ち、この感情。
だからーーー。
梓「な、渚。初めて会った人にドキドキするの...っておかしいかな...?」
渚「えー?それって業くんの...事?」
彼は何故か悲しげに私に問う。
梓「ふぇっ!?え、えと...その...」
渚「梓、これは僕の意見だけど、おかしくないと思うよ?だって世の中一目惚れって言うのがあるし!」
彼は悲しそうに、でも私を励まそうとするように。
梓「渚...で、でも私...」
渚「もしかして、まだ3年前の事気にしてるの...?」
梓「....うん。だってーっ!」
渚「梓は悪くないよ!梓はー!」
梓「ううん。私、学秀に.....」
渚「梓!!」
梓(ビクッッッッ)
渚「この話はもう...やめよう...」