第2章 「貴女って人は」 ジャーファル裏
「よしっ!準備はでき…たよね?」
少し不安が残ったまま、さくらは眠りに
ついた。
次の日ー。
シンドリアでは、ジャーファルの誕生日を祝う祭りが
朝から準備されていた。 さくらも、魔法で物を運んだりと、せわしなく働いていた。
シン「さくら! ちょっと良いか?」
「? はい。」
シン「結局のところどうするんだ?」
「その案で……行きます」
シン「おぅ!なら頑張れよ、俺らも色々頑張るからな」
「はあ……」
元をたどれば、言い出したのは王だ。 まぁ、その機会を作ったのは他でもない私だが。
そんなかんじで、準備は整った。
晴天により、暗い夜空には瞬く星が輝いている。
いつもなら、海の音が聞こえてくるが、今日は聞こえない。
「ジャーファル!あのね、」
人混みの中にジャーファルを見つけ声をかけた。