第10章 出陣
息つく間もなくただ近づいてくる高杉の整った顔を黙って見ていると唇に何かが触れる
「え…」
「!!!!」
「俺は、お前の事遠慮も何もしねえ。お前の心に俺が居なくたって、俺しか見えねえようにしてやるから覚悟しとけよ。」
ニヤっと笑い私はボーっとしていると
銀ちゃんは高杉の胸ぐらを掴み
言葉に表せない位怒ってるのが分かる
周りの皆の赤くなった顔
そこでようやく理解する
高杉にキスをされた事
気がつくと恥ずかしくなり途端に顔が赤くなりだす
「高杉てめぇ!!!今日という今日はぜってぇ許さねえ!!!戦に行く前にまず、おめえを倒してからだぁぁぁ!!!」
銀ちゃんは飛びかかる
高杉は聞く耳もたずでそっぽを向いている
「戦前に仲間割れする奴があるかぁぁあ!!恥を知れ貴様らぁぁ!!」
2人に桂の天柱が下され場は収まった