第9章 不安の隙間 R15
「なっ…泣いてんのか?
悪い。嫌だったか?名前が可愛すぎて、つい…本当にすまねぇ。」
そう言いながら、乱れた着物を直してくれる
「ううん…嫌じゃないの…でも少し怖くなっちゃって…ごめんなさい。でも本当に嫌じゃなかったの…もう少し…まってて…」
すると銀ちゃんは優しく抱きしめてくれた
「俺は幾らだって待つよ。」
優しく笑って言ってくれた
安心して眠りにつく。
銀ちゃんに抱きしめられると安心する
少し高めの体温に私よりも大きい手、最近少しだけガッチリしてきた
1番落ち着くのは銀ちゃんの匂い
少しだけ甘い匂いがする…例えばいちご牛乳みたいなそんな優しい甘さ
これからのことの不安も不思議と無くなる
(私は銀ちゃんと入れれば大丈夫だ…離れる方が私はダメになる…)
そんな事を思いながら私は眠りについた