第9章 不安の隙間 R15
銀時side
規則正しい寝息
(…もう寝たよな…)
名前を抱きしめていた手を緩め静かに離す。起こさないように慎重に身体を離れる
(うぉぉぉぉ!!!待って待って!!名前ちゃんオレのこと好きって言おうとしたよね!?あれ、そのノリだったよね!??てことはあれ?俺の女だよね!?こいつ!!!いや、しかし途中までだが何なんだあの可愛さわ!!!この世のものだったのか!??よく耐えられたな俺!!
誰か褒めてくれー!!!泣き顔もそそられた…なけなしの理性働いてくれてよかった!!
通じ合ったその日に嫌われたら堪ったもんじゃないよね???)
そんな事を考えながら
銀時は畳の上をゴロゴロ動いて止まらない
「う〜ん…うるさい…」
(やべぇ!静かにしねーと…)
銀時はまた布団に戻り、名前の寝顔をみる
(しっかし、こいつはあんな事やっといてよく寝れんな…前もそうだけど…)
といいつつも、銀時は緩みきった顔が中々戻らない
(明日から色々大変だからな…寝るか)
名前の頭に手を置きながら
「名前も先生も皆んなも…俺が守るからな…おやすみ」
そう言って軽くキスをし眠りについた