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いちご牛乳

第9章 不安の隙間 R15



「名前…俺はお前を連れて行くのはやっぱり反対だ。
でも、お前を1人だけ置いてくのだって不安だ。
戦争てのは人が死ぬんだ。自分や仲間達がだ。お前はそれに耐えられるのか?天人といえど、斬り殺すんだ。絶対嫌になる。それでもお前は付いてくってのか?」



抱きしめ合いながら静かにでも的確に問う


「そんな軽い事だと思ってないよ。充分辛いことばっかだって事は理解してる…でもね、それでもどうしても先生を助けたいの…自分ばかり助けられて…今度は私が先生を助けたいの…
お願いだから連れてって…」



泣きながら、銀ちゃんの胸元を掴んで訴える




銀ちゃんは私に手を重ね
「顔あげろ」
私は顔をあげると


「お前は俺が護ってやる。先生とも約束したしな。お前は離れんじゃねえぞ?」



「うん!!」
嬉しくて思わず抱きついた



「あのさー…名前ちゃん?
布団の中でそういう事しない方がいいよ〜?」


「何で?」


ガバッ



銀ちゃんは私に馬乗りになるような体勢になり、私の顔の横に手をつけ熱っぽい視線になり私を見下ろす
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