第9章 不安の隙間 R15
銀時はもう一度さっきと同じ体勢をとりきつく抱きしめる
名前の顎をくいっとあげ見つめる
吸い込まれる様に名前の唇にキスをする
軽くふれるだけの
名前は顔を真っ赤にさせ、それでも離れようとしない
銀時は名前の不安や悲しみを拭ってやるように何度も優しくふれるだけのキスをした
名前は段々と息苦しくなってきたのか酸素を求め口を少しだけ開ける
すると待っていたかのように銀時の舌がそろりと入ってきた
「ん…ふっ…」
クチュ…クチュ
銀時は角度を変え夢中で舌を絡める
歯の裏側を舐めたり、唇を吸ったり
次第に名前は翻弄され銀時のキスに遠慮がちに舌を絡ませ答える
それに気を良くした銀時はもっともっとさっきより少し強引に口付ける
(私…銀ちゃんと…)
「ん…銀ちゃん…」
流石に苦しくなってきたので、銀ちゃんの胸元を軽く押す
銀ちゃんは最後にチュっと音を立て唇を離した