第1章 始まり
「そうですか!それは良かった!では、2人これからは仲良くやってくださいね!」
「あの!!良いんでしょうか?私ここにいても…」
「もちろん!私はごはんを拵えてきます!銀時に空き部屋や厠や浴室の案内をしてもらっててください。良いですね!銀時!」
「へーい」
銀時は鼻を穿りながら気だるそうに返事をした
「おい、行くぞ!」
「う、うん!」
「お前、汚れ過ぎだろ!その分じゃ風呂入ってねーな?とりあえず、風呂入ってこい!着替えとかは用意しといてやるから!」
言われてみれば、一人で彷徨っていた時は川とかが無ければ体なんて拭けなかったし、何より着物がボロボロだ。
「うん。そうする。ありがとう」
「ここが風呂だ!とりあえず俺の甚平貸してやるから、早く入ってこい!」