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いちご牛乳

第1章 始まり



「随分歩いてきたから、分からないけど…ここよりもずっと遠くに私の村があって…とても小さな村だけど、村の人達は皆優しくていい人でとても平和でいい村だったの。」



「でもある日天人が大勢押し寄せて来て、この村を拠点にするから出て行けって…私の父上は村で一番の侍で天人が来ても仲間を引き連れて戦っていたの。その間に女子供は逃げろって言って…私は母上は居なかったから1人で何日も何日も走って逃げて…」



「父上から護身用に常に短刀を身につけなさい。って言われてたし、剣術は少し自信があったから1人でなんとかやっていけた。」



「でも、ここはどこかも分からないし私はこれから一人で何処へ行けばいいのかどうすればいいのかって考えてて…」





松陽先生と銀時は黙ってずっと私を見ながら聞いていた



しばらくの沈黙の後
松陽先生が口を開いた




「そうだったのですか…とても辛い思いをしましたね。名前は今日からここで私と銀時と暮らし勉学と剣術を学びなさい。」




「「えっ」」




声をそろえたのは銀時だった



「おいおい!こいつも一緒に住むのか!?こいつは女だぞ!??」



ずっと黙っていた銀時は、いきなり立ち上がり大きな声で言った




「おや?女だからって関係ないと思いますけど?それとも銀時は名前がここに住むことに何か問題でもあるのでしょうか?^^」




「んなっ!!//ねぇよ!!!」



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