第4章 兄
「……
お前の後ろダァァァア!!!」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」
桂の話もゾッとしたが、何よりも銀時の大声にビックリした
「なんか、銀時のせいでせっかくの話しが台無しになったな…」
「そうだね…」
未だに縮こまりブルブル震えて
うずくまっている銀時に少し笑う
「そろそろ夜もふけてきたな…
帰るとしよう」
話終わると帰る支度を始める桂
「あ、玄関まで送る!!」
「俺も!!!1人にしないでぇぇぇ!!」
2人で玄関まで送り、桂にまた明日と告げ
「さてと…お風呂でも入ろうかな」
「えええええ!!!入るのか?入っちまうのか??」
青ざめる銀時
「入るに決まってるでしょ?まだ入ってないもん」
部屋まで風呂の用意をしに歩き出すと
その後ろをついてくる銀時
「…あの…何??」
「べっつにー!!お前が怖がらないか心配でついてきてるだけだし!!!」
「はいはい」
風呂の前までずっとついてくる銀時
「じゃ、お先に」
「おっおう!ナンカあったと思っちゃうから、早く出るんだぞ!頼むから早くでろよ!!!」
「はいはい」