第4章 兄
「くぉら!!ヅラぁぁあ!
おめぇうるせーんだよ!こっちは寝不足なんだよ!!何でけー声…」
勢いよくきた銀時だが、名前の姿をみると気まづそうに目をふせる
さっきのヅラちゃんの言葉を思い出し私は勇気を振り絞って
「銀ちゃん!!もうそろそろ起きなよ!!今日は松陽先生お出かけで居ないんだから私達がご飯支度しないといけないよ!!手伝って!!」
銀ちゃんはビックリした顔をして
「お…おう」と返事をした
「そうだ!!ヅラちゃんも食べて行きなよ!!今日のお礼!!」
「名前!!蕎麦だ!!蕎麦はあるんだろうな?」
「え?お蕎麦?お蕎麦食べたいの?」
っと会話をしながら名前と桂は先に行ってしまった
「えっと…」
銀時は立ち尽くし
「もしかして悩んでるの俺だけぇぇえ!??恥ずかしっ!!意識してんの俺だけ???恥ずかし!!」
名前が普通なんだから俺も自然にしなきゃ
しかし…これだけ意識されてねーのも悲しいなと肩を落とした
ま、今はいいかと家の中に入る