第4章 兄
「昨日…銀ちゃんと…ちょっと詳しくは話せないんだけど、喧嘩とかじゃなくて色々あって、何だかすごく意識しちゃって顔が見れないの。
顔を見るとすごくドキドキして、これが何なのかもよく分からなくて…」
手で顔を隠し赤くなっているであろう頬を手で冷やす
「そうか少し情報不足だから判断はしかねるが、キッカケがあって銀時を意識し出したという事だな?」
黙ったままコクリと頷く
「あっちも同じく意識しているのであろう。だがな、ずっとこんなではお前も銀時も寂しいであろう。」
「うん!普通に話したい」
「男というのは意地をはるもの
寂しいと思っても口にはしないし自分からも中々いけぬ。くだらないと思うがまずはお前が勇気をもって銀時に話してあげてみればいいと俺は思うぞ。そしたら銀時も喜ぶし普通にしてくれるはずだ」
「そうかな…?いつもみたいにちゃんと話しが出来るなら私頑張ってみる!!」
桂はニコリと笑って
それでこそ、名前だと言ってくれた
「あ…あのね、もう一つ聞きたいんだけど…」
桂はキョトンとして
「なんでも話せ」と言った